The previous various mankind part3

この絵について 

以前描いた自分の単行本『モノクロームボックス』(書店サイトでは2008年の7月24日発売となっています。)そのカバー用イラストの発色や線の調子などを、発売当時の物とは違う感じで調整してみました。2016年頃に行った作業だと思います。

2021年の追記的、付録コーナー 

追記した文章は2021年9月に書いているのですが、およそひと月ほど前の2021年8月頃に、色を付ける前のこの絵の白黒線画が出てきたので、ブログに掲載してみようと考えました。

それで、上手く書けるかどうかわからないけれど、自分がマンガを描いていた頃の話も何か、短い文章にしてみようかとも思います。

それじゃとりあえず、脳出血で右半身麻痺になる前の自分の、絵を描く作業のやり方というのをざっくりと書いてみることにしますね。

この単行本が出版された2008年ぐらいの頃の自分の作業のやり方としては、まずカラーイラストの場合、白黒線画の方は右手を使って紙にGペンで描き、それをスキャナーで取り込んでデータ化して、そこから先はPCで着色作業を行うという、そういう方法をとっていました。

自分の場合、2008年前後のカラー原稿はその形式でデジタル入稿をしています。一方、その頃の私の白黒のマンガ原稿の方は、まだ仕上げまで人力でやる方式で、2012年の読み切り作品『ゲルニカ』までは、基本的に白黒原稿は紙の形で入稿していました。

余談ですがその『ゲルニカ』の場合、PCでデジタル処理した絵がある時は、プリンタでそのデータを紙に出力してから自分で原稿用紙に貼り込むというちょっと面倒な(この辺の話は『Manga titled "Guernica"』という記事に少し書いています。)ことをやったりしていました。

それからその後、同じ2012年から始まったある連載マンガからは、私の白黒原稿もデジタル入稿にしましたが、やはり線はペンなどで紙に実際に書いてからスキャンするというやり方を続けていました。

その方法が自分の右手にはすごく合っていたという、ある意味、幸せな結末みたいな感じだったと、そんな風に思います。

さらに追記としての、おまけコーナー

上記イラストの、ブラウン管の部分にはめ込む絵2点の線画です。やはり2021年8月頃に、本体イラスト線画と同じ形で出てきました。

確か実際に絵として作る場合は、着彩などをそれぞれ別々に部品として作っておいて、PC上で合成するときに形状変形などを見た目で確認しながら、昔のブラウン管に映る映像の(あくまで絵としてそれっぽい)ような形にまとめていった、という記憶が少しだけあります。

というわけで

おまけコーナーの文章の方が長くなってしまいましたが、とりあえずこんな感じで今回の記事、『この絵について』と『その追記』を終わろうと思います。

今回、ちょっと乱文になっている自覚が自分にあるのですが、そんなところを最後まで読んでくださった皆さん、どうもありがとうございました。

それではまた何か次の機会まで、失礼いたします。

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