Undersea - appetizing diving suit

たとえばこんな話 

それはたとえば、こういった機械や装具などを絵に描いた場合の話です。

色をつけるのに散々迷ったあげく、結局この絵の様に茹でたカニとかエビみたいなおいしい風に着色をしてしまうのはなぜだろうか、自分でもすこし疑問でした。

で、これは自身にとっての何か発想というかイメージのルーツがどっかにあるに違いない、と思って記憶の井戸を覗いてみたのですが、しっくりくる解答がずっと得られないでいました。

一応まあ海だから、東宝映画『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』のエビラとかどうでしょう。まあ茹でた感じの赤色っぽいです。このひとがイメージのルーツだろうか。

アメリカザリガニの赤。まああれは茹でてなくても赤いイメージがあります。それじゃあのひとがルーツなのだろうか。ううむ。

それからまた同じく東宝映画『ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦! 南海の大怪獣』のガニメという怪獣もどっちかというと茹でてある様な色をしている・・・かな。どうでしょう。あんま自信無いですが、まあ。

1971年からテレビ放送が始まった『帰ってきたウルトラマン』に登場したザニカとかヤドカリン等の甲殻類っぽい怪獣は、私の印象だとあんまり茹でた色のイメージないです。どっちかって言うと魚市場のようなイメージ。鮮魚とか。

そしてまた別の、たとえばこんな話

・・・とか、色々考えてきて最終的にあれかなあと思い当たったのが、カニとエビから遠く離れて、鉄骨でした。ビルの鉄骨です。

  • カニエビ→
  • 漁船→
  • 一般的な船→
  • 作業台船→
  • 工事現場→
  • 鉄骨

これをややこしいと見るか、割とらくちんな連想と見るか。

で、たとえば昔の『トムとジェリー』にあった「赤ちゃんがビルの建設現場で危機一髪」というネタの鉄骨とか。あれのなんとも雰囲気ある渋い赤色が、自分の機械とかの着色の発想のもとにあるんではないかなと、鉄骨からのルーツのひとつですけど。まあ、そんなことで納得できた次第です。

やがて鉄骨の赤は錆び止め塗装の赤であったり、ついでですけど船の底の赤色はフジツボなんかをよけるための塗料だったりすると知るのはそれからまた後のこと、たとえば別のお話でした。

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