Light in Darkness

ちょっと手を慣らしておく必要があったので、練習も兼ねて描いた絵です。(2020年3月追記…この記事を書いたのは2019年3月で、自分がまだ身体を壊してはいない頃の話です。)

1962年公開の映画を参考として 

1962年公開の邦題『ボッカチオ'70』というイタリアとフランスの合作オムニバス映画があるのですが、その中の一篇"Renzo e Luciana"に主演されていた女優のマリサ・ソリナスさんを参考に絵を描いてみました。

が、色々描いているうちに絵のくせが抜けないというか、相変わらずいつも描いてるような感じのアレンジが入っちゃって参考作品から少し離れた絵になったんですけれども、それはそれでいいやとも思ったりもしてます。

2021年10月15日追記

前までここにあった絵ですが、色の関係からなのか容量が大きくなってしまうような気がしたので、一旦引っ込めることにしました。

それで代わりの絵として、同じ映画の別の場面を描いたものを置いておきます。もとは2019年3月に練習も兼ねてシャープペンシルで描いた線画だったのですが、2021年の10月に絵全体のクリーニングを行い、簡単に出来る範囲でグレースケールの色をつけました。

ボッカチオ'70でのフェデリコ・フェリーニ監督

ところでボッカチオ'70というオムニバス映画ですが、この中の一篇にフェデリコ・フェリーニ監督の"Le tentazioni del dottor Antonio"(邦題は『アントニオ博士の誘惑』)という作品があります。

これはなんつうかあんまり説明するとネタバレになっちゃうんで詳しくは書きませんが、昔ケーブルテレビで初見の時に思わず「うわ、円谷特撮」と声に出して言ってしまったという素晴らしいシーンがありますので、そこが気になるという方はぜひご覧になってみて下さい。

それから、他にももう一点どうしても触れておきたいのは、このフェリーニ監督担当作が短編(中編ぐらいかも)ながらも実にフェリーニ映画らしい祝祭シーンを含んでいるということです。

名作曲家ニーノ・ロータ氏の手による夢の中の混沌を音符にしたかの様な愛らしい音楽と共に展開されるその場面は、見る度に幸せな気持ちになるというか大丈夫かな俺、みたいな感じにくらくらすることができるのですが、そこら辺は個人的な好みによるのかもしれませんね。

と、まあそんなところです。言いたいことがうまく伝わったかわかんないですけども、ひとまず今回はこれで失礼します。ここまで読んでいただいて、本当にどうもありがとうございました。

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