Intersection of the inner space

不確かな現実の投影 

これまでも多くの方が考えていらっしゃった事だと思うのですが、例えばナノテクノロジーが今より更に発達して、人間の体内が医療用や各種情報機器関連のナノマシンだらけになっている時代が訪れたら、という想像の話です。

そうなると、今のPCのOSみたいに定期的にオンラインでアップデートされる様になったりして、その時に出るバックアップ用とかの細かい不要データやパーツをそのまま放置してたりすると、体組織内にこんな感じのナノマシンジャンクのデブリが溜まっていったりするかもしれない、という自分の妄想を絵にしました。

たまにデフラグ等のメンテを行わないと動作が鈍くなったりして。そこら辺でふと思い当たったのは、人間の記憶というある種抽象的なものは、もしかしたらこういう風景に通じる所があるかもしれないな、というぼんやりとした考えです。

PCの事で例えるとしたら、オンラインで自動アップデートをされるままにしていると、場合によっては時々すごく調子が悪くなったりするとか、そういった感じの不確かな現実も絵の中に少し投影してみました。

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