omake - page11

マンガ『omake』の第11ページ。

付録テキストとして再び、昔、ブログを始める前にやっていた 『lowfai』 というサイトのページを再掲載したいと思います。

2003年の「notes」というページの記事からです。

2003年7月3日 空き缶とエロ本 

(以下、2003年の文章を再掲載します。イラストも当時のものを再掲しました。)

とりとめも無く、色々な事を書き付ける事を雑記と言います。一方で、毎日の出来事や感想などの記録が日記だろう、と考えました。で、私がこれまでこの場所で書いてきた文章らしき物は、明らかに雑記であろうと思ったわけです。

加えて恥ずかしながら、ページ右端のメニューリストの“diary”のスペルを間違えていた事に昨日気が付きました。そこで、修正も兼ねてコンテンツ名を“diary”から“notes”に変更しました。

本当なら“雑記”を英語にすると“miscellaneous notes”になるみたいです。しかし、それではあんまりにも長くなると考えまして、“notes”と記述する事にしましたが、それで本当に正しいのかどうか、ちょっと自信がありません。情けない限りです。

と、ここまで書いたところで、外に分別ゴミを出しに行きました。

空き缶を捨てる場所に何故かエロ本が二冊、捨ててありました。二冊とも、文庫本サイズの写真集です。私の知らないモデルの方が、ビール缶やカニ缶の間から、こっちを向いて笑っていました。

拾ってこようかとも思いましたが、前夜からの雨で、エロ本はびしょびしょでした。表紙の女の子はキャミソール姿で、水滴がその健康的な肌と薄手のキャミソールを重く湿らせていました。

そうこうするうちに、近所の奥さんがゴミを捨てに来たので、私はその場を離れました。平静を装って。エロ本をそこに捨てたのが自分だと思われたくなかったからです。

そして歩きながら私は、自分がまたひとつ、何か駄目になった気がしていました。

(再掲載おわり。)

以上です。ご静聴ありがとうございました。

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